ジェネリック医薬品勉強会

グランフロント梅田にある、会員制のナレッジサロンに初めて行ってきました。 1月29日(木)のことですが。(汗)

開発者の想いを知る!シリーズ(?)、東和薬品株式会社の開発担当者さんのお話を聞く機会に恵まれました。 ジェネリック医薬品については、私自身もこれまで詳しい情報を持ち合わせておらず、先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック医薬品)との違いなどについて詳しく学ぶことができました。

ジェネリック医薬品の効き目?、信頼性?、情報発信?、いろいろと課題はあるようですが、家計レベルの節約ということだけでなく、国家レベルの医療費節減、つまり社会貢献という視点もあります。 積極的に使う、使わないといったことよりも、まずは情報に触れてみてはいかがでしょうか。

ジェネリック医薬品

 

宝塚市のファイナンシャルプランナー ライフプランラボ

 


生命保険の見直しを考えるタイミング

契約している生命保険の見直しを考えるタイミングって、たくさんあると思います。 ただし、多いのは、「営業職員の人に、見直しを勧められたから」というものかもしれません。 ライフプランラボも、生命保険・損害保険の代理店業務をしているわけですが、ここ数年は少し「生命保険相談」についての変化が感じられます。

以前は、ご相談にお越しになるきっかとして、「生命保険を見直したい」というストレートなものが多かったのですが、最近はそうしたご相談がほとんどなくなっています。 生命保険の相談が気軽にできるチャンネルが増えたからでしょうか。 逆に、「生命保険の見直しを勧められているが、どうしたものか悩んでしまって」というご相談のきっかけが、増えてきているように感じます。

生命保険の見直しを考えるタイミングって……

・結婚したから

・子どもができるから

・住まいを購入するから

というのが代表例でしょうか。

ただ、最近は……

・家計が厳しいから

・なかなか貯蓄ができないから

という理由によるきっかけも増えているように感じます。

ライフプランラボでは、どのようなご相談であっても「家計分野」に関するものであれば、契約している生命保険・損害保険の保険証書と、住宅ローンの返済予定表については、念のためにご用意いただくようにしています。 生命保険や住宅ローンというのは、長い期間にわたって負担し続けるものですから、場合によっては大幅な家計改善につながることもあり得るからです。

 

生命保険の見直し

 

「生命保険を見直す」というと、たくさんある保険会社の中から、たくさんある商品を比較して、というイメージがあるかもしれませんね。 もちろん、そうした作業も必要ですが、やはりここでも「家計のキャッシュフロー分析」で、長期的な家計の様子をつかんでからスタートするほうがより効果的で安心です。 わが家にとって必要な保障内容を考える際、将来の家計の様子を具体的に把握してから保険商品を探すほうが、より柔軟で適正な保険商品選びにつながります。

「最終的にA社とB社に絞ってはみたが、そこからなかなか決められない」という場合には、長期的な家計の裏づけからも考えてみればすっきりと決断できることもよくあります。  「保険が嫌いな人」も、「保険が好きな人」も、家計のリスクマップを使って、保険と貯蓄とのバランスについて具体的に考えてみることも大切ですよ。

 

生命保険にもライフプラン分析を

 


「家計管理の目安」を手に入れる

毎度のことですが、「家計」という言葉を使うと、「家計簿」や「節約」という「やや後ろ向き」のイメージがつきまといます。 ついてしまったイメージについては仕方ありませんが、「家計」というのは家庭における経済状態全てを指すものだと思います。 これもよく書いたり、話したりすることですが、ファイナンシャルプランナーは「節約指南?」をしてくれる人というわけでもありません。 もちろん、家計簿分析等のアドバイスが得意な人もいるとは思いますが。

ライフプランラボは、将来のライフイベントを元にした「家計のキャッシュフロー分析」、つまり、年間ごとの現金収支を予測して長期的な家計の状態を把握するところから、さまざまな問題点や課題を把握して問題解決のためのプランを構築するという作業を得意としています。 もちろん、多くのご相談の経験から家計簿レベルの情報も蓄積されてきましたから、それなりに「節約アドバイス的?」なことも可能ですが、家計簿レベルの情報には地域間格差もあり、全国均一とはならないことのほうが一般的です。 つまり、節約や家計管理に関するアドバイスというよりも、「こんな工夫をしている人がいましたよ」とか、「そういう悩みを抱えている人も多いですよ」とかの情報は豊富です。

本題に入ります。(笑)

長期的な家計について予測することができると、どんなメリットがあるのか?

それは、普段の家計管理(節約レベルの話しではなく、普段の生活レベル)のなかで、「こうしていれば、だいたいわが家の家計は将来にわたって大丈夫だ」という家計管理の「目安」がはっきりすることです。

家計管理の目安

「長期的な家計管理の目安」を把握するためには、「家計のキャッシュフロー分析」が欠かせません。 キャッシュフロー分析という言葉は難しいのですが、「家計のキャッシュフロー分析」の考え方を理解して、わが家の家計に置き換えてしまえば決して難しいことでもありません。

1年間にわが家に入ってきた現金の総額-1年間にわが家から出て行った現金の総額=1年間の貯蓄残高の増減額

これだけを決算として毎年チェックすれば、「わが家の目安」と比べて現状を確認することも簡単になります。 是非、チャンスがあれば「家計のキャッシュフロー分析」をしてみてくださいね。

 

ライフプラン相談は、専門のファイナンシャルプランナーへ


消費税率引き上げの影響はこれからが本番、家計で考えておきたいこと

4月から消費税が8%に上がってから1ヵ月が経過、ゴールデンウイークも過ぎてなんとなく落ち着いてきたところでしょうか。 私も、仕事で使っていたPCがXP機だったので、全部を入れ替えるため3月末からしばらくは慌ただしくしていました。 大学に進学した子どものPCも買う必要があったのですが、ちょっと落ち着いてからゆっくり選びたかったので注文したのは今月に入ってからです。 スーパーやコンビニの店頭での価格表示にはまだ慣れないところもありますが、皆さんはいかがでしょうか。

総務省統計局の家計調査速報(2人以上の世帯)によると、2014年3月の消費支出は前年同月比実質7.2%増、前月比(季節調整値)実質10.8%増となる一方で、勤労者世帯の実収入は前年同月比で実質3.3%の減少となったようです。 今後は、この収支のギャップを埋めることができるのか注目されますね。 消費税率引き上げによる駆け込み需要が見られた主な品目としては、やはり大型家電や家具、それに通学定期代などが目立ったようです。 その他にも、長期保存できる日用品・消耗品などについては、「買い置き」で少しでも家計のためにという行動が幅広く見られたようです。

(参考)総務省統計局家計調査(二人以上の世帯)平成26年3月分速報

 

ライフプラン

経済界にとっても消費税率引き上げによる駆け込み需要と、その後の反動減について注目されていますが、それは家計にとっても同じことですね。 もちろん意味は違ってきますが、家計支出が普段とは違う一時的支出増とその後の支出減になり、しばらくの間は増税の影響を実感しにくいのではないでしょうか。 また、落ち着いてきたとしても、このままの経済環境であれば来年(2015年)の10月には、さらに消費税率は10%への引き上げが予定されています。 消費税率引き上げがわが家の家計にどの程度のインパクトがあるのか……。 実際の影響度はこれからはっきりしてくることですが、来年の再引き上げに備える意味でも、この機会に、家計全体の把握を考えておきたいところですね。

もう一度、家計簿をつけることもいいのですが、「家計簿まではちょっと……」という人も、「1ヵ月に使ったお金」と、「1年間に使ったお金」、つまり家計の支出総額くらいは把握しておくようにしましょうね。 「家計に入ってきたお金」と「家計から出ていったお金」、そして「家計に残ったお金」、それぞれの総額を把握するだけでも家計運営に効果がありますよ。

 

人生設計にも、家計の裏づけが必要です

 


消費税増税直前!?「ささやかな抵抗」も正しい行動

いよいよ消費税増税の第一弾が来月(2014年4月)に迫ってきました。 昨年までは、住宅や自動車購入は消費税増税前か、後か……、という議論が多かったように思いますが、すでに3月にはいった今となっては、より現実的というか、誰にでも関係する話題が中心になってきているような気がします。

  • 以前から買う予定にしていた高価なモノを、前倒しで購入する
  • 買う予定にはしていなかったが、よく考えてみれば必要なのでこの機会に購入する

というような、「当たり前の行動」が、基本的なスタンスとしては正解ではないでしょうか。

  • せっかくだから、なかなか購入に踏み切れなかったアレも…
  • ついでだから、アレも買っちゃおうか…

というのは、便乗購入?のような感じですから、あとで後悔しなくてもいいようにしたいものです。 ま、「消費税増税が背中を押してくれてよかった」というのであればハッピーですが。(笑)

家計分析

 

昨年10月の記事にも書きましたが……

これから買おうとしているモノが、「必要なモノ」なのか「欲しいモノ」かを考えるクセをつけておくことも大切です。 たまには「ムダ遣い」もストレス解消に効果を発揮することもあるかもしれませんが。(汗)

さて、大型家電や何かの記念に高価なモノを…、という予定もない人は、消費税増税を控えてどのようにすればいいのでしょうか。

「ささやかな抵抗として、日用品を買いだめしてやろう」

これも正解です。

買ったところでたいした金額にはならない。 ということもありますが、それ自体がムダになることではありませんし、それこそ「せめてもの抵抗」ということでいいのではないでしょうか。

人によりますが、買いだめしたために、かえって気持ちが大きくなって、普段よりも消費するペースが早くなってしまう……、というケースも考えられますが、それくらいはいいじゃないですか。 私の場合、アルコールがそのケースに該当しそうですが。(笑)

日頃から、家計のやり繰りがたいへんで、消費税の増税のインパクトが心配だという家計では、もう一度、家計全体を幅広く見直してみるきっかけになります。 わが家のライフスタイルを考えてみて、支出項目にメリハリをつけた家計管理を大切にしたいものですね。

 

家計の不安には、ライフプランを考えることから始める

 


住宅ローン貧乏の原因は、住宅ローンじゃなかった

「住宅ローンの返済が重荷で、生活費を切りつめる日々」……、貯蓄はなかなか増えずに、たまるのはストレスばかり。 このように、住宅ローンの負担感から、「わが家には無謀な住宅ローンの金額だったかな」と考えてしまいがちですね。 しかし、生活が厳しいのは、住宅ローンが原因とばかりは言えません。

そもそも、無謀な住宅ローンとはいっても、月々の返済額で考えた場合に、住宅購入前に住んでいた賃貸住宅の家賃に比べて、1.5倍とか2倍の返済額になっているようなケースも少ないと思います。 家賃程度の返済額で購入できます……、というのもよく見かけますし、固定資産税やマンションの場合の管理費や修繕積立金の負担はありますが、それによって極端に住宅関連費全体がはね上がるわけでもありませんから。

住宅ローンに責任を押し付けていても仕方のないことで、そもそも住宅ローンの返済計画自体が甘かったというよりは、住宅ローン以外の支出についての予測が甘かったという側面もあります。 「住宅購入は人生でも最大級の買い物だ」というのは間違いではありませんが、月々の家計支出総額が仮に50万円で、その50万円のうち、住宅ローンの返済額が30万円とか40万円とかになる人はいないと思います。 つまり、住宅ローンの返済についての負担が大きいと感じる場合にも、「家計全体で考えた場合には、まだまだできることはある」と、再度、今後の返済計画や家計管理について検討する材料はあるということですね。

家計分析

 

家族みんなで希望する「「わが家の暮らし」、つまりライフスタイルですが、収入の多寡にかかわらず、「手に入れたいもの」や「実現したいライフイベント」については、長期的な家計の裏付けをもとに優先順位を考えてみることも必要です。

一度購入した住宅を簡単に手放せるはずもありませんし、住宅ローンの借り換えなどでメリットがある場合などは確実に実行していくことなどは当然ですが、やるべきことはそれだけではありません。 もう一度、長期的な家計について俯瞰しながら、将来から逆算した「メリハリのある家計管理」を考えてみたいものです。

 

住宅ローンにもライフプランを

 


1年間に、いくらお金が貯まったの?

もうすぐ確定申告のシーズンです。 せっかく家計簿をつけている人も、1年間の決算をしてみないともったいないですよね。 家計レベルでは、確定申告ではありませんから簡単にでも1年間の家計全体を把握できればそれでいいと思います。

(1)1年間の現金収入-(2)1年間の現金支出=(3)1年間の貯蓄額

(1)の現金収入ですが、例えば給与天引きの財形貯蓄などは、収入に入れてくださいね。 一度、家計に収入として入ってきて、貯蓄したと(つまり、支出しなかった)いうイメージです。 1年間の手取り収入は、このように考えてくださいね。

(2)の現金支出はわかりやすいです。 例えば、クレジットカードなどはどうするのか、ここでは細かいこだわりは不要です。「買い物をした日」か、 「銀行口座からの引き落としの日」か、どちらかにに決めておいて集計すればいいですね。 あと、給与天引きの保険料などの場合には、いったん収入として家計に入ってきてから保険料として支出したことになります。

さて、問題は、(3)の年間貯蓄額です。 (1)と(2)の計算から導きだされた金額と、実際の通帳残高などを比較してみて誤差はどれくらいですか?(誤差があることが前提になっていますが)(笑)

運用商品などがあって、時価が変動している場合は時価総額の推移を考慮する必要がありますが、単純に預貯金しかない場合には、誤差の大小によって、収入と支出の金額をもう一度洗い直してみる必要があります。 1円単位まで細かく追求する必要まではありませんよ。(汗)

 

年間家計

1年間の手取り収入が、500万円。 支出総額のうち、住宅ローンの年間返済額は100万円。 まだ子どもは小さくて学校へ納める授業料などを考えなくてもいい場合、年間の収入から住宅ローンの返済額を引くと……

500万円-100万円=400万円

となりますが、1年間に100万円の貯蓄ができていれば、住宅ローンの返済以外に使ったお金は300万円となり、月々にすると25万円ですね。

50万円の貯蓄であれば、使ったおは年間で350万円、月々約29万円ということです。

もし、同じ条件で、「貯蓄なんて全然できていないよ~」ということなら、1年間に使ったお金はそのまま400万円ですから、月々にすると約33.3万円になります。 1年間に、いくらぐらいで生活しているのか、月々に直すとだいたいいくらくらいなのか……。 予算とまではいかなくても、だいたいの目標設定はできていますか? そして、決算とまではいかなくても、だいたいの結果は把握できていますか? 実は簡単な、「年間単位の家計を把握すること」って、将来の家計について考える場合にも、大切なことなんですよ。

もちろん、具体的な貯蓄目標があるなら、月々だいたいいくらぐらい、年間でだいたいいくらぐらいで家計をやり繰りする必要があるのか、簡単に逆算できますよね。

 

家計に関するご相談は、年間家計を把握することから

 

 


共働きなのに、なかなかお金が貯まらない

「夫婦とも正社員で、収入はそこそこあるのに、何故か貯蓄が思ったように増えない」ということも多いのですが、その原因としては「あると、使っちゃう」ということもありがちだと思います。 共働き世帯の特徴は、とにかく忙しいこと。 お子さんが生まれると、産休に育休で一時収入ダウン、その後は保育料の負担と続きます。 どうしても外食が増えたり、家事代行に限らずさまざまなサービスを利用することもあるでしょう。 収入を維持するために必要な経費と割り切ることができればいいのですが、なかなかそうもいきません。

節約も楽しめる間はいいのですが、お金と一緒にストレスもたまってしまうようでは困ります。 夫婦共働きだからといって、夫か妻のどちらか一方の収入だけで家計をやり繰りし、残りは手をつけないようにするというのが可能であれば良いのですが、なかなかそれも難しいものですね。 世帯収入が多い、つまり、それなりに余裕があるということは、家計管理を少し頑張れば将来の家計が確実に大きく変わることは明らかです。 日々の忙しさに追われてしまい、長期的な家計運営という視点まで忘れてしまうのはもったいないですよ。

共働き家計相談

 

家計の将来を分析する場合には、まず最初にライフイベント表というのを作成します。 お子さんがいれば、小学校進学、中学校進学というように予想される家族のイベントを書き込んでいくものです。 海外旅行や自動車の買い替えなど、まとまった支出をともなうイベントもじゃんじゃん書き込みましょう。 近い将来のイベントはすぐに書き込むことができても、老後のことまでとなるとなかなか浮かんでこないかもしれませんね。 それでも、どんどん夢をふくらませて、イメージしていきませんか? 夢や希望は大きいほうがいい。 たくさんあるほうがいい。

さて、そんなたくさんある将来のイベントについて、予算を考えたときに、少し頑張れば実現できるというものがたくさんありませんか? 「とにかく老後にお金がかかりそう、という漠然とした不安のためだけに貯蓄を頑張る」というのでは、忙しい日々の暮らしにストレスを与えてしまいそうです。 今の暮らしを楽しむことも大切ですが、こうしていれば、いずれこんな夢や希望が実現するという具体的な目標があると楽しいものですよね。

 

ライフプランラボには、共働き家計相談のサービスもあります

 

 


家計管理に重要な「ボスキャラ」の攻略とは?

「家計のことを考えなきゃ」というきっかけにもいろいろとありますが、それぞれのライフステージによって、必要になるファイナンシャルプランも違ってきます。 たくさんある「お金を増やす」「お金を節約する」プランのなかから、わが家にとって「やるべきこと」を確実に実行することは大切なことです。 ただし、ひとつの問題や課題が解決しても、「ボスキャラ」の存在を知り、攻略法を確立するまで油断は禁物です。

さて、「ボスキャラ」とは……、ずばり、「生活費」です。

「いやいや、ずばりって……」と感じる人も多いと思います。 住宅ローンとか生命保険料とかであれば「ずばり」となるかもしれませんが、「生活費」では、漠然としていますよね。 しかしながら、長期的な家計を分析していると、生活費というのはまさに「ボスキャラ」と呼ぶにふさわしい存在感なのです。 「人生の三大支出」という言葉をよく目にしますが、「住宅費」「教育費」「生命保険料」などの支出総額は確かに大きいものです。 「生命保険料」の代わりに「老後生活費」が入ることも最近はありますし、それなら現役時代の生活費が入ってもおかしくありませんが、あまりにも桁外れの存在なので違和感があるのでしょうか。(笑)

まぁ、生活費のなかに、たくさんの支出項目がありますから、全部まとめて「人生の最大支出」とするのも無理があるかもしれません。 しかしながら、「ボスキャラ」と呼ぶにふさわしい存在感であることは間違いありませんから、攻略するための考え方について私の持論を少しばかり。

家計分析

 

まず、わかりやすいところで例を挙げることにします。 例えば、住宅ローンの繰上げ返済(期間短縮型)をしたところ、総返済額で300万円の節約ができたという場合です。 計算上、300万円の利息分を節約できたことは間違いありませんが、問題は、その300万円の行き先です。 同じようなことですが、繰上げ返済(返済額軽減型)をしたところ、月々の返済額が1万円少なくなったという場合に、浮いた1万円の行き先はどうなったのでしょうか。

住宅ローンの繰り上げ返済に限りませんが、なんらかのプランを考えるときには、きっかけがあったはずです。 その多くが「節約したい」というものであることはわかりますが、「節約」の目的にもいろいろとあります。 「もっとお金を貯めたい」から節約をする場合があれば、「もっとお金を使いたい」から節約をするということだってありますから。

「人生の三大支出」と呼ばれるような支出項目について知ることは、もちろん大切なことです。ただ、それらの支出について上手に準備ができたからといって、それだけで安心していてはいけません。 「人生の三大支出」を除いた、「その他大勢」を全部まとめて「基本生活費」と考えたとき、ごく当たり前の「日々の暮らし」の積み重ねこそが、長期的な家計に大きな影響を与えていることに気づきます。

「日々の暮らし」を考えるとき、毎月いくらでやり繰りしているのか、その結果、1年間にいくらの生活費を使ったのかという感覚を持っておくことは大切なことです。 教育費や住宅費などの大きな支出を除いて、通信費や食費、水道光熱費などの支出を全部まとめて、例えばわが家では毎月25万円でやり繰りしているという場合には、年間で300万円の基本生活費になります。 1年間の家計を振り返ったときに、1年間にできた貯蓄額などから逆算してみて、大きな誤差がなければ問題はありません。 誤差が大きい場合には、考えている以上にお金を使っていたということになりますが、それ自体が「いけないこと」とか「問題がある」ということではなくて、実際に1年間に支出した金額を把握しましょうということです。

「月々いくら」、その積み重ねでだいたい「年間いくら」、それくらいでやり繰りしていれば、わが家の暮らしはだいたい大丈夫……、という「目安」というか、「モノサシ」を持っておくことは大切なことです。 それほど難しいことを考えなくても、家族が望む「わが家らしい暮らし」を続けることができるような、「居心地の良い」家計の状態を見つけておきたいものですね。

ファイナンシャルプランは、あくまでも希望するライフプラン(生き方・暮らし方)という「目的」を実現に近づけるための「手段」です。 何をするにしても、まずは、ライフプランを考えることからですよ。

 

豊かで安心な暮らしのために、ライフプランは基本です

 


リタイア後の資産運用にも、ライフプラン分析は欠かせない

老後の生活設計では、家計の年間収支、特に収入面の変動幅が少なくなるという特徴があります。 つまり、預貯金を中心とした資産と支出をコントロールすることが現役時代よりもシンプルになるということですね。 ただし、老後の医療や介護、住まいといった部分では不安要素もあります。 個人の価値観やライフスタイルに影響を受けやすいという意味では、やはりライフプランを立てることが大切になってきます。

老後といっても、まだまだ健康で活動的な人が多いですから、その気になれば資産運用をスタートすることも可能です。 資産運用を考える場合に、最初に考えるべき最大のテーマは「リスク許容度」です。 希望する老後のライフイベントやライフスタイルを守るために、どの程度のリスクまで許容できるのか、具体的に判定しておくことが必要です。 そのためにも、自身の暮らし方について、いろいろな選択肢を元にしてもう一度考えてみたいですね。

 

老後の資産運用

資産運用にも、目標とするリターンを設定することが大切です。 許容できるリスクの範囲内で、どれくらいのリターンを目指すのか、そして、その結果が自身が希望するライフスタイルを実現できることはもちろん、ストレスにならないように配慮することが大切です。

 

大切なのは資産運用をすることではなく、ライフプランの実現です。

 

老後の資産運用

資産運用といっても、保守的なものから、積極的なものまでたくさんの方法があります。 まずは自分自身の運用方針をしっかりと定めるところから始めるべきですが、その場合に大切なことがライフプランをしっかりと立てることです。

老後の暮らしは多様化していて、これからもますます選択肢は増えていきます。何が「ごく当たり前の老後」や「普通の暮らし」なのか、わからなくなる時代になるのかもしれません。 精神的な安定や、ゆとりある家計の裏付けは大切です。 希望する日々の暮らし方から、逆算する家計管理の考え方は、現役時代もリタイア後も同じく大切なことです。

 

老後の資産運用やリタイアメントプランニングも、ライフプラン分析から始めます