生命保険の見直しを考えるタイミング

契約している生命保険の見直しを考えるタイミングって、たくさんあると思います。 ただし、多いのは、「営業職員の人に、見直しを勧められたから」というものかもしれません。 ライフプランラボも、生命保険・損害保険の代理店業務をしているわけですが、ここ数年は少し「生命保険相談」についての変化が感じられます。

以前は、ご相談にお越しになるきっかとして、「生命保険を見直したい」というストレートなものが多かったのですが、最近はそうしたご相談がほとんどなくなっています。 生命保険の相談が気軽にできるチャンネルが増えたからでしょうか。 逆に、「生命保険の見直しを勧められているが、どうしたものか悩んでしまって」というご相談のきっかけが、増えてきているように感じます。

生命保険の見直しを考えるタイミングって……

・結婚したから

・子どもができるから

・住まいを購入するから

というのが代表例でしょうか。

ただ、最近は……

・家計が厳しいから

・なかなか貯蓄ができないから

という理由によるきっかけも増えているように感じます。

ライフプランラボでは、どのようなご相談であっても「家計分野」に関するものであれば、契約している生命保険・損害保険の保険証書と、住宅ローンの返済予定表については、念のためにご用意いただくようにしています。 生命保険や住宅ローンというのは、長い期間にわたって負担し続けるものですから、場合によっては大幅な家計改善につながることもあり得るからです。

 

生命保険の見直し

 

「生命保険を見直す」というと、たくさんある保険会社の中から、たくさんある商品を比較して、というイメージがあるかもしれませんね。 もちろん、そうした作業も必要ですが、やはりここでも「家計のキャッシュフロー分析」で、長期的な家計の様子をつかんでからスタートするほうがより効果的で安心です。 わが家にとって必要な保障内容を考える際、将来の家計の様子を具体的に把握してから保険商品を探すほうが、より柔軟で適正な保険商品選びにつながります。

「最終的にA社とB社に絞ってはみたが、そこからなかなか決められない」という場合には、長期的な家計の裏づけからも考えてみればすっきりと決断できることもよくあります。  「保険が嫌いな人」も、「保険が好きな人」も、家計のリスクマップを使って、保険と貯蓄とのバランスについて具体的に考えてみることも大切ですよ。

 

生命保険にもライフプラン分析を

 

中小企業の高齢化問題と事業保険

高齢化社会の問題や課題は、個人、家計分野に限りません。 中小企業を取り巻く環境にも……

従業員の高齢化・後継者問題・経営者の老後

というように、課題はたくさんあります。

利益の平準化・資金繰り・資金調達というような、顕在化した企業ニーズはもちろん、重要でありながらも「なんとなく、先送り」にされてきた潜在的企業ニーズも、これからの時代は重要性・緊急性ともに高まってくるのではないでしょうか。

事業保障

中小企業の事業保険でも、生命保険分野と損害保険分野の二つがあります。 企業の成熟度や経営状態、事業計画など多面的な視点でリスクヘッジについて考える必要があります。 アプローチの方法は、企業向けのリスクマップを使う以外にも、この図のようにシンプルなワークをしながら考えていく方法もあります。

いわゆる、会社の保険も、現状や課題に合わせて積極的に見直しをしていくことが必要な時代です。 保険料の経理処理や返戻率も大切ですが、長期的な課題克服のためにも、企業を取り巻くリスクを確認するところから始めたいものですね。

 

事業保険もライフプランラボへご相談ください

 

「生命保険料の節約ありき」では、まだまだ足りない

「生命保険を見直して家計を節約しよう」という掛け声(?)をよく見かけます。 生命保険を見直すと、必ず保険料を大幅にカットできて大きく節約できる、というイメージは根強いですよね。 ところが、月々、数千円の生命保険料を最優先に節約しなければならないような家計ほど、逆に、しっかりと生命保険のお世話になる必要性が高いという考え方もできます。 保険の目的は、「万一の場合……」「いざというとき……」と表現されるような場合に備えて、家計上の経済的リスクについて一定の保険料を負担しながらカバーしておくというものです。 いざというときにいつでも使えるように準備してある預貯金のことを「緊急予備資金」と呼んだりしますが、この緊急予備資金が潤沢にあればあるほど、保険のお世話になる必要性は薄れます。 つまり、「貯蓄がなかなかできなくて……」という場合には、家計において生命保険の重要度が高いケースが考えられますから、保険料を見直す、つまり保障内容を削減して節約するというように単純にはいかないことも多いのです。

もちろん、今、契約している生命保険の保障内容が明らかに過大であったり、あちこちで契約している保障内容がいろいろと重複していたりする場合には、適正に見直しをすることも必要です。 ただし、「緊急予備資金」の考え方からも、不要と思えるような保障・特約であっても、家計の現状や将来像から考えて判断することが大切です。 生命保険を見直すといっても、それは保険料を節約することがすべてではなく、家計の状態やわが家のライフプランに合った保障内容にすることが目的ですから。

(もちろん、保険料をカットすることが最優先の課題であり、ご相談者のニーズであれば、当然、ご要望に応じたプランニングはさせていただきます)(笑)

節約

生命保険や住宅ローンのように、長期間にわたって支払い続ける支出項目については、月々の金額を少し削減するだけで、総支払額において大きな節約になることは間違いありません。 つまり、生命保険の契約内容を家計に合った適切なものにしておくことは大切です。 ただし、月々数千円であっても保険料負担の削減を優先して考えなければならないような家計自体が厳しい現状であるともいえます。 保険料の節約ありきで生命保険を見直すだけではなく、家計全体を見直す過程で生命保険の保障内容を適正なものにする。 つまり、全体のバランスからも、もう一度考えてみる必要があります。

ライフプランラボでは、生命保険のご相談以外のさまざまなご相談であっても、生命保険や火災保険・自動車保険などの保険証券をお持ちいただきます。 住宅ローン相談やライフプラン相談の場合でも、家計の将来について考えることからスタートしますから、契約しているさまざまな保険についても適切な契約内容になっているのかどうか、一緒に確認していただくためです。 保険の目的や必要性について「わが家の家計レベル」で理解できると、計画的な貯蓄の大切さも再確認できますから。

 

生命保険は、リスクマップを基本に一つひとつ丁寧に

 

保険の見直しを考えるときは、テーブルの上を片付けてから

「最近、新しい医療保険のCMや広告が多いね」「うちも医療保険だけちょっと見直したら、保険料が安くなったりするのかな?」というように、契約している生命保険のうち、一部だけを見直してみようかなということもあると思います。 一部でも保険を見直す場合、面倒でも契約している保険の全体について、契約内容を再度、確認しながら進めることをお勧めします。

保険の契約内容は、特約の種類が多かったりすると複雑なものです。 保障内容の全てをしっかりと記憶しておくなんて、私なんかでも自信がありませんから。(笑)

ライフプランラボでも、生命保険や損害保険のご相談はありますが、保険以外の住宅ローンや教育費などのご相談の際にも、「ついでに保険も見てもらいたい……」というケースはよくあります。 そうした場合は、保管してあれば、契約時の設計書やパンフレットも一緒にお持ちになるご相談者の方もいらっしゃるのですが、実際には保険証券があれば、保障内容については確認できます。

保険証券に記載されている内容を確認するには、ちょっとしたコツがあります。 それは、主契約と特約のそれぞれについて、ひとつずつ保険金額、保険期間、保険料払込期間というように順番に確かめていくことです。 テスト勉強のようですが、声に出したり、鉛筆でチェックしたりすると、よりわかりやすくなりますよ。

さて、タイトルにもありますが、例えば、医療保険の見直しをしようという場合にも、契約している生命保険証券を全て出してみて確認することから始めましょう。 家族全員分となると、保険証券もかなりの枚数になりますから、ダイニングテーブルなどの広いテーブルの上を使うことをお勧めします。 片付けてから始めないと、保険証券が汚れてしまいますからね。(笑)

契約している保険には、主契約と特約がありますから、あちこちで保障が重複している場合もあります。 もちろん、不足しているので後で足したというケースもあるでしょう。 いずれにしても、契約してから長い年数が経過している場合など、契約したときの家族構成や家計の様子もずいぶんと変化していることもありがちです。 医療保険を単独で検討する場合にも、保障全体からムリやムダの少ない、合理的な保障内容にしておきたいですからね。

もちろん、生命保険だけでなく、損害保険も同じ家計分野の保険です。 面倒に感じるかもしれませんが、家計上のリスクをカバーする保険という意味では同じ分野ですから、保険全体で家計とのバランスにも考慮する必要があります。

 

家計の裏づけ

保険は家計上の経済的リスクをカバーするための、とても大切なものです。 貯蓄とのバランスや、家計の将来像をしっかりと考えてみると、保険の重要性も理解できます。 保険商品や保障内容を考えるときには、将来の家族のライフイベントなども一緒に考えるきっかけになります。 「保険は全部、妻(または夫)に任せっきりで……」、という人も多いのですが、保険商品を選ぶ前の、「家族の将来を考える時間」も大切にしたいものですね。

 

生命保険相談も、ライフプランから

 

それでも医療保険に入っておきたい

日本では、健康保険も充実していて高額療養費制度もあることを考えると、民間の医療保険に頼る必要性もそれほど高いものではない……、という考え方もあります。 また、病気やケガによる入院など、いざというときのための緊急資金もそれなりに準備できている……、ということであればなおさらですね。

一方で……

いざというとき、いったいいくらかかるのかわからないから……

という考え方もあって、やっぱり心配だから……、というのも理解できます。

つまり、正解はなく、「ひとそれぞれ、家計の状態によって、方法はいろいろある」ということではないでしょうか。

 

ひとそれぞれの価値観で

人それぞれの価値観や性格によって、家計に対する考え方も違ってきます。 似ているようで同じ家計はありませんが、仮に同じ家計があったとしても、必要なファイナンシャルプランまで同じになるわけではありません。

わが家の場合、それほど民間の医療保険に加入する必要性があるとは思えないし、いざというときの貯えもできている……

●だから、医療保険は不要だ

●だから、医療保険は少しだけでいいや

●だけど、いざというとき、保険からちょっともらいたいやん

●だけど、大きな病気やケガには、しっかりと備えておきたい

もちろん、選択肢はたくさんあります。(笑)

可能性や確率や、医療保険の商品を比較しているだけでは、なかなかすっきりとした結論には至らないものです。 わが家の家計にとって、医療保険がどのように役立つことになるのか、もちろん、保険料の支出を続けることがどのように家計に影響するのかを考えてみることをお勧めします。 医療保険を比較するよりも前に、もっと基本的なところですが、これは医療保険に限ったことではなく、生命保険も火災保険や自動車保険などの損害保険にも共通することです。

個人分野の保険は、潜在的な経済的リスクに対して、どのように、どこまで備えておくべきかということです。 正解はひとつではありませんが、自身の家計の様子から逆算して、保険料負担に見合った安心を手にしておきたいですね。

 

 

医療保険やガン保険にも、家計分析の考え方は必要です

 

 

 

だから、いつも生命保険で悩んでしまう・・・、え?だからって?

ファイナンシャルプランナーが相談業務で使うツールの代表的なものが、「家計のキャッシュフロー表」です。 ご相談者のライフイベントをもとにして、将来の家計の様子を探っていくシミュレーションには欠かせないものです。 もちろん、たくさんの変動要因が考えられますから、柔軟に試算していく必要がありますが、将来のわが家の家計の状態を予測するためには重要な作業になりますね。

 

生命保険について考えるときも同じです。 「万一時の家計のキャッシュフロー表」を作る作業から、生命保険の必要性や保険金額を導き出すからです。 特に、死亡保険については、「万一時の家計の将来」について、残された遺族の生活設計を具体的な必要保障額として割り出していくという行程になります。 必要な保障額や、保険期間、保障内容が決まってから、具体的にはどういった保険商品を使うのかという流れになるわけですが、それには負担することになる月々の保険料や保険料支払総額と、将来の家計とのバランスについても検討する必要があります。

 

ただし、計算上で導き出された保険金額が絶対というわけではありません。 それこそ、誤差が生じることもありますし、長い期間にわたって試算内容に変化が一切ないということのほうが稀なことも考えておくことが大切です。 私の、生命保険を設計する仕事との付き合いも長くなってきましたが、許される範囲での誤差を受け入れ、遺族の感情にも配慮した設計が求められるところだと強く感じています。

 

生命保険は家族のため?

「家族のために」というイメージの強い生命保険ですから、経済的合理性だけではない「何か」があってもいいように思います。

 

死亡保険についてだけを考えていると、少々、重い内容になってしまいそうなので、医療保険やがん保険についても考えてみましょう。 とはいっても、今回は、医療保険やがん保険の損得や比較ではありません。 死亡保険と同じように、ファイナンシャルプランナーとして実際に保険を設計して提案する立場から書いてみます。

 

極端な例ですが、大金持ちだから病気やケガで長い療養生活が続いたとしても、家計面では全く心配がないというような場合……、保険に頼る必要がないということも考えられます。 でも、「そんなときに、ちょっとくらい保険から受取りたいやん♪」というのであれば、医療保険に加入しておくこともいいでしょうね。 支払う保険料も、あまり気にする必要もないでしょうし。(お金持ちだから相続対策が……、というのは別の話しです)

 

要は、長期的な家計とのバランスです。

 

「万一時のリスク」ですから、低い確率のリスクについてどのような経済的カバーをしておくのかということですが、保険を使うべきところにはしっかりと使い、不要なところには多くを求めない、グレーな部分については感情や家計とのバランスで考えるといった柔軟性も大切だと思います。

 

わが家の家計に存在するリスクについて、リスクマップを使って具体的に考えてみる。 そして、万一時のキャッシュフロー表で、長期的な家計のダメージについて測定してみる。 最終的には、生存時のキャッシュフロー表、つまり「家計のキャッシュフロー表」で長期的な家計とのバランスで決定する。 というような手順で考えていけば、生命保険についての大きな失敗は避けられます。

 

最後に、若い世代でまだまだ貯蓄が少ないようなケースでは、家族構成やライフスタイルによっては大きな保障が必要なことも多いです。 保険を上手に使うことはもちろんですが、「家計のキャッシュフロー表」で将来の家計を考えたときに、保険の重要性とともに、貯蓄の重要性についても理解できるはずです。 ひとことで、「万一時に備える」といっても、それぞれの生き方、暮らし方が与える影響は高いものです。 まずは、希望する生き方や暮らし方についてしっかりと考えてみたいですね。

「家計のキャッシュフロー表」については、こんな動画を参考に

 

万一時を心配しすぎて、万一時以外がおろそかになってしまってもいけません。 つまり、多くの人が迎える健康な老後の生活こそが重要なことはいうまでもありません。 豊かで安心な暮らしのためには、いろいろな準備が必要ですね。

 

もちろん、ライフプランラボは生命保険相談も得意分野です

 

 

学資保険を選ぶ場合の注意点

子どもが生まれたら、「学費の準備のために、月々1万円くらいの積み立てを始めよう」と、学資保険や子ども保険の契約をする場合は多いと思います。 月々、1万円とか2万円くらいのムリのない範囲の金額で。 2人目の子どもが生まれると、「同じように、やっておいてあげないと」というのも親心です。 さて、この、「ムリのない範囲の金額で」というのが、なかなか難しい時代になってしまいました。

年功序列に終身雇用、黙っていても給料が自然と増えたというのは過去の思い出に。(汗)

子どもが小さい間には、ムリのない金額だと思っていたものが、子どもの成長に合わせるように家計にとって負担になってしまうことも考えられます。 もちろん、子どもの教育については、生まれてすぐに決められるようなテーマではありません。 しかし、早いうちから時間をかけて準備するというのは確実にお金を貯める基本です。

 

預貯金の金利が低いのは仕方ないことですが、「少しでも有利な商品に」ということで最近では学資保険の代わりに終身保険を使うことも多いようです。 終身保険といっても「低解約返戻型」というタイプの商品で、保険料払い込み期間中の途中解約については、一般的な終身保険よりも少し不利になるという特徴があります。 途中解約については不利になりますが、計画通りに保険料払い込みを終えると、その後の解約返戻率は有利になりますから、「少しでも有利なほうがいいよね」ということで、魅力的な選択肢のひとつになる場合が多いようです。 (もちろん、私も同じような提案をすることはあります)

※解約返戻率の比較という貯蓄目的だけではなく、お父さん、お母さんの死亡保障や、保険料払い込み免除など、他にも十分な検討が必要です。

子どもの教育進路について考えてみる

 

ケースバイケースですが、10年~18年間という長期間にわたる学資の積み立てプランですから、途中で修正が必要になることも想定しておくことは重要です。 心配しすぎて何もできないようでもいけませんが、子どもの教育費用を……、と考えるようになったときには、長期的な家計分析をしてみるタイミングとしては最適です。 子どもの教育について、わが家ではどのように考えるのか、教育費だけの問題ではなく、教育方針について夫婦でよく話し合ってみることも大切なことですよね。 子どもの個性もありますし、すぐに「これだ!」という結論には至らないかもしれませんが、あくまでもきっかけとして考えてみればいかがでしょうか。

 

教育費や住宅ローンなど、長期的に大きな支出を伴うライフイベントについては、ライフプランをもとにした家計分析の結果を参考にしながら、「ムリのない範囲の金額」についての信頼性を高くしておきたいものです。 もちろん、お金の問題だけではなく、家族みんなが安心して豊かに暮らすためにも、長期的な家計の裏付けを手に入れておくことは必要です。

 

教育についての具体的なイメージまではっきりしている場合には、「いつ頃」「いくらくらい」が必要になるが、その時の家計の状況がこうだから、今から「これくらいの金額」で準備を始めよう、それほど「ムリな金額」でもなさそうだし。 というのが家計の裏付けです。 ここまではっきりしてなくても、「ムリのない範囲の金額」であれば、最終的には貯蓄が積み上がることに問題もないわけですから。

 

「ちょっと厳しいかもしれないけど、これくらいの金額くらいは頑張ってみよう」という意気込みは褒められるべきですが、希望する将来のライフイベント、何を優先したいのかトータルで考えてみると、いろいろな発見があるかもしれませんよ。 もちろん、お金を貯めること自体に問題はありませんが、他にも日々の生活を楽しむことだって大切です。

 

子どもの教育もライフプランのひとつです。 ご相談はライフプランラボへ

 

保険の選び方に関するご相談

「生命保険を見直すと保険料が安くなって、家計が楽になるかと思いまして」
「生命保険って、あまり詳しく理解しないままですが、今のままで大丈夫でしょうか?」
「医療保険とがん保険を考えているのですが、比較しているとなかなか決まらなくて」
そんなきっかけで、お問い合わせをいただくこともあります。

生命保険といっても、死亡保険、医療保険、がん保険など種類が豊富ですし、損害保険も同じで家計分野に限定したとしても、自動車保険、火災保険、傷害保険、賠償責任保険、まだまだいくらでもあります。 また、生命保険では、特に死亡リスクをカバーするための保険として、貯蓄機能をもった保険種類もありますから、「貯蓄好き」とか「掛け捨てに抵抗がある」という人にとっては、保険商品を選ぶ際の悩み事が増えてしまいますね。

生命保険も損害保険も同じですが、家計分野のリスクをカバーするためのものですから、長期間にわたって保険料を支払い続けることになります。 つまり、最終的に支払うことになる総保険料負担は大きな金額になりますから、やはり、ここでも長期的な家計とのバランスを考えることが必要です。 つまり、ライフプランシミュレーションをもとにした家計分析によって、将来のわが家の家計の様子から逆算して考えていくことが大切です。

それと、もうひとつ大事なこと。

いろいろある保険商品の仕組みなどについては、あちこちで説明を聞いて詳しい人も増えてきましたが、もっと基本的なこと……

保険が何故、必要なのか?

当たり前の話しですし、「そんなこと言うまでも」と感じるかもしれませんが、「わが家にとって、何故保険が必要で、たくさんあるリスクごとに家計面からどういった対策が必要なのか」と、具体的なイメージをもって検討している人は少ないです。

保険相談では、リスクマップを使った説明を

 

そこで、家計分析を得意とするライフプランラボでは、この図のような「リスクマップ」を使って、保険の必要性について具体的に解説をすることが多くなっています。 この作業をすることで、保険でカバーするリスクを区別したり、優先順位を考えたりすることについて、「わが家の目線」で整理できるようになります。 また、同時に、貯蓄の重要性についてもはっきりと意識できるようになりますので、長期的な家計管理にも役立ちます。

 

保険商品を選ぶ際に迷ってしまうのは、たくさんある商品ごとのメリットやデメリットを比較するだけで迷ってしまうことが多いからです。 保険会社や保険商品が多いですし、大量にCM等で情報が溢れていますから仕方ない部分もありますが、基本的なところにもどって、一度、考え方を整理してみることは大切です。 保険とも長いお付き合いになりますから。

 

長期的な家計分析をもとにした、生命保険、損害保険に関するご相談はライフプランラボへ