パパの仕事って、なぁに?

私なんかが子どものときには、父が勤める会社の行事に家族で参加する機会が多かったものです。 春の遠足や、秋の社内運動会、業界内での野球大会なども家族総出で応援したりしていましたね。

いつ頃からでしょうか。 私が社会人になって少し経った頃から、家族参加の行事はもちろん、社内旅行も少なくなる傾向が強くなって、「個人主義」なのかどうかわかりませんが、プライベートを大切に?するような雰囲気に変わりましたよね。 バブル崩壊後、企業が自社の独身寮や運動場などの施設を一斉に手放したことなんかも影響しているのかもしれません。

「休日にまで、職場の人と付き合わないといけないなんて…」

ということだったのかどうかわかりませんが、最近では、そんな社内旅行や運動会、バーベキュー大会などの行事が見直されているようです。

運動会

 

家族ら招く企業の「ファミリーデー」 士気高め働きやすい職場へ SankeiBizへ

「家族のみんな、特に子どもにお父さんの会社を見てもらおう」というイベントを取り入れる会社が増えているようです。 同じ職場の家族同士でコミュニケーションって、本当に仲の良い同僚だけだったのかもしれませんが、こうしたイベントを通じて職場内のコミュニケーションも深くなりそうですね。

小中学生くらいまでの子どもにとっては、「仕事」というと、消防士、警察官、パン屋さん、ケーキ屋さん、大工さん、というようなイメージが強いです。 「好きな仕事ってなぁに?」と質問して、「会社員」と答える子どもは少ないでしょうね。 また、「会社ってどんなところ?」と聞かれても、テレビのドラマに出てくるようなイメージしかありませんから、お父さんと子どもにとっても楽しいイベントになるでしょうね。

 

古い話しですが、「亭主元気で留守がいい」というCMのコピーが流行ったことがありました。 いつも帰りの遅いお父さん、なかなか子どもと過ごす時間がとれない場合でも、お父さんの職場を見学することができて、「パパってすごいや!」ってことになれば、それだけでもイベントは大成功ではないでしょうか。

このニュースにも「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が登場しますが、職場の人同士がお互いの家族について理解し合えることも大事なんでしょうね。 もちろん、家族のみんながお父さん、お母さんの仕事について知ることはもっと大切なことなのかもしれません。 「私たちらしい暮らし」のヒントは、他にもいろいろとありそうですね。

 

費用も気になりますが、「わが家の教育」考えてみたいですね