終活セミナー

先日、2月20日のことですが、ご近所の勉強会にお招きいただいて、「終活」をテーマに講師をさせていただきました。 昨年の夏にも一度お話しをさせていただいたのですが、そのときは老後の生活設計全般についてでした。 前回は、終活について少しだけ触れた程度だったのですが、今回の依頼では、「是非、テーマを終活でお願いしたいのですが」ということで、120分間、たっぷりと終活てんこ盛りでした。(笑)

 

終活セミナー

終活が注目されるようになってきた時代背景や社会事情とかも交えながら、新しい「終活」ですが、いろいろな意味や効果があることなど、紹介をさせていただきました。

私自身、証券会社に始まり、保険会社、そして現在のFPと、個人の資産に関する仕事を続けて約30年になります。 そんななかで、相続に限らず、今の「終活」が必要なんだなと感じる事例はたくさん経験してきました。 個人の資産設計といっても、お金と人生設計、家族との関係はやはり切り離せるものではありません。

「子どもに迷惑をかけたくないから……」

という言葉はよく耳にしますが、子どもは迷惑なんて感じていないのかもしれません。 ただ、「できることなら元気なうちにやっておいたほうがいいよね」ということはたくさんあります。 いくつかの典型的な事例のなかでも、参加者の皆さんが大きくうなずいていたり、懇親会での質問が多かったりしたのが、相続時の手続きです。 「相続」という言葉を聞くと、縁遠いイメージですが、「亡くなった親の名義の銀行口座をどうする?」となると誰にでも関係する話しになりますよね。(汗)

もちろん、「100人集まれば、100通りの終活がある」と私は考えていますし、被相続人の名義変更と簡単に言っても、いろいろな事情があって教科書通りとはいかないケースも十分に考えられます。 だからこその「終活」なんですね。

 

自分たな卸し

エンディングノートというのもよく知られるようになってきました。 しかしながら、「じゃぁ、すぐにでも書き始めてみよう」というところまではなかなか……、というのが現実です。 そこで、簡易版エンディングノートのような形式の、「終活準備ノート」を使って、簡単なワーク形式で書きこんでいただく時間も設けました。 ワークって、やはり盛り上がります。(笑)

人それぞれにに終活の形があると思います。 すぐに完成するものでもありません。 始められところから少しずつ、夫婦、家族で共有しながら仕上げていくものだと思います。 今回の勉強会が、そんなきっかけになったとすれば嬉しいのですが。

 

兵庫県宝塚市の終活カウンセラー

 

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