守るべきは何か、どう守るのか

富士山の世界遺産登録について注目が集まっています。

世界遺産登録で注目が集まっている「富士山」--6割の人が「入山料」に賛成 Business Media 誠

私としても、「入山料はむしろ必要」という多数派に賛成です。

世界遺産登録というのはひとつのきっかけであって、増加するゴミの問題については、最低限必要なコストとして、「入山料」の徴収が解決策としては理解が得られやすいと考えるからです。 「富士山の環境を守ろう」といっても、反対する人は少数だと思いますが、実際に、コスト負担ということになると、国民全てからというのも難しいでしょうから。

富士山

 

最低限必要なコストを家計分野に置きかえてみると、「保険」もそうですね。 自分自身や家族を守るために必要な最低限のコストを負担できないようであれば、安心な暮らしを送ることはできません。 ただし、たくさん保険に入ればいいというものでもありません。 想定するリスクの種類やダメージの大きさに合わせて、家計とのバランスを考えることが大切です。 これからは生命保険も「現物給付型」の商品が導入されるようになります。 ますます選択肢の増える保険ですが、「いざというときの安心料だ」というイメージだけではなく、具体的に家計の現状と将来像から逆算して考えることが必要です。