税金?罰金?

ORICON STYLEが実施した「税金」についてのアンケート調査の結果が楽しいです。 「最も上げて欲しい税金」の1位はたばこ税だったようですが、他にも「税率を下げて欲しいもの」や「新たに導入したい税金」などの質問があったようですが、「ポイ捨て税」「「騒音税」という回答には、税金って罰金?のようなイメージが感じられて興味深いです。

日本国憲法第30条 国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。

ま、そんな大袈裟な話しは別にしても、頑張って働いて、たくさん稼ぎ、いっぱい納税して社会貢献したいものですね。

リッチ

 

リッチな暮らしとはいっても、価値観は人それぞれですから、どんなライフスタイルに夢を抱くのかは自由ですよね。 ただ、普段はつつましい生活をしていて、車くらいしかこれといった趣味がなく、ようやく憧れの高級外車を買えるようになったというようなときに、やたらと税率が高いからといってあきらめられるのかどうか……。 罰金どころか、ご褒美のようなものですから、気持ちよく納税できるかもしれません。(笑)

 

節税の範囲を逸脱した大型の「脱税」事件も見かけます。 たくさん稼いで、気持ちよく納税できる、そんな社会が理想ですが、税金のムダ遣いと思えるようなニュースを見かけるたびに残念で仕方ありません。 税の三原則「「公平・中立・簡素」って、難しいものですね。

 

 

何歳まで働きますか?

今や、長寿県といえば長野県ですね。 健康増進に地道に取り組んできた長野県発のさまざまな活動が広がっています。

平均寿命1位 長寿を喜べるように 信濃毎日新聞[信毎web]

ところで、長寿とはいっても老後の医療・介護に対する不安は逆に増すばかりです。 大切な老後生活の基礎となる年金についても不信感は増すばかり。

病院

 

年金制度の大幅な改正とともに、65歳まで働くというのが、いよいよ一般的な時代がやってきました。 「できれば早めにリタイアを」にあこがれもあるとは思いますが、現実的には収入がとぎれることのないように働き続けるということになりますね。 ただ、働き方のペースとしては、これから選択肢も増えてくるでしょうから、60歳以降のライフスタイルについては、何を優先したいのか考えてみたいですね。

 

「好きな仕事」「楽しい仕事」と続けられる人はハッピーですが、そんな人ばかりとは限りませんし、ストレスを抱えないように自分なりのペースで元気に働くことができればいいのですが。 冒頭の長野県に限らず、これからは「元気で長生き」がキーワードです。 そのためには、「3つの健康」つまり、「体の健康」「心の健康」「お金の健康」どれも大切ですね。 バランスのとれた自分らしい暮らしの準備をしておきたいものです。

 

 

 

私も2台持ちなんです

スマートフォンと携帯電話の話題なんですが、私はずっと長い間(約15年間)、ウィルコムを愛用していたのですが、途中からの10年はスマホになって3台ほど機種変更してきました。 昨年からWindowsMobileとおさらばし、いろいろと考えた結果、2台持ちすることにしました。

「スマホ使いづらい」 ガラケー健在・・・簡単機能・料金安さ魅力

2台持ちにすることになった最大の理由としては、料金プランの変化が大きかったです。 いわゆるガラケーですか、カメラもついていない、ほとんど電話とメールのみの機能に絞った機種を選んだのですが、ただただ、「安い!!」のひとこと。(笑) 機種代はもちろんですが、電話もメールも料金を気にせずガンガン使えます。 もっぱら仕事で使うわけですから、これは助かりますね。 機能を絞っているので、機種変更の誘惑もなさそうです。 そして、スマホはというと、もっぱら情報収集とソーシャルなアレコレに大活躍しています。 もちろん、電話やメールは基本的に使いません。 使い方をはっきりと分けてしまえば、これはなかなか便利ですよ。

2台持ち

 

ところで、みなさんのご家庭では、家族全員の通信費はいくらぐらいになっていますか? 通信費の節約に頭を悩ませている人も多いとは思いますが、やはり、一度手にした便利なモノを手放すというのは難しいものですね。 とはいっても、十数年前には、子どもまで含めて家族全員が携帯電話を持っているという姿は予想もできませんでした。 これまで、そして、これからも使い続けるであろう携帯電話やスマホにかかる費用の総額を計算してみると、憂鬱になりそうですね。(汗)

 

人生の三大支出とかにも変化があって、通信費はその一角に食い込みそうです。 食い込むというか生命保険料の順位が後退し、通信費が三大支出の仲間入りかもしれませんね。 収入の多寡に関わらず、欲しいモノ全てが手に入るわけでもありません。 「欲しいモノ」と「必要なモノ」の違いをしっかりと見極めることも大切ですが、通信費の節約だけを考えないで、家計全体の支出から優先順位を考えてみたいものです。 数年後には、「自家用車なんて持たなくて当たり前」な時代になっているかもしれませんし。

 

 

憧れは必要だが、早とちりはいけない

「減速する」という生き方に共感する人が増えているのも、わかるような気がします。 私自身、ファイナンシャルプランナーという仕事をしていますが、相談実務を通じて「お金が全てではない」と、強く感じます。 ライフスタイルも多様化し、価値観も人それぞれ。 「自分の好きなことを、自分のペースで、ストレスのない暮らし」って、憧れますよね。 ただ……、これだけ書くと、まるで、リタイア後の暮らしのようです。

経済成長っているの?30代で脱サラ「減速」生活(東京新聞TOKYO Webへ)

もちろん、この人だって、最初からローギアで走ってきたわけではありませんし、だからこそ「減速」なんですね。 短絡的に、「あ~オレ、もうしんどいから、減速しちゃえ」って、安易に脱サラする人もいないとは思いますが、何を始めるにも、それまでの経験や人間関係が役立つことは間違いありませんから、やはり、常に「今」を大切にしたいです。

減速

 

「減速生活」を実際に手に入れる可能性のある人ばかりとも限りませんが、憧れだけでは難しいことも現実でしょうし、入念な準備や、家族全員で価値観を共有することも大切でしょうね。 「家族との時間を増やす」といっても、家族と過ごす時間の長短で「幸せ度」が決まるわけでもなさそうですし、子どもの成長に伴って家族の形も変化しますから。 「家族との生活を第一に考え、減速する」という人がいる一方で、「家族との生活を第一に考え、加速する」ことが必要な人もいるでしょう。

 

現状を把握する→ゴールを設定する→知識を身につける→プラン作成と実行→定期的見直し

 

これは、ファイナンシャルプランニングの基本的な手順ですが、最初の「現状分析」はとても大切です。  憧れのライフスタイルや、希望する暮らしといったゴールを設定する前に、まずは今の暮らしについて客観的に見つめてみる必要があります。 そして、本当に実現したい夢や希望であれば、ゴールはより具体的で実現可能なものでなければなりません。 単なる「憧れ」で終わらせるわけにはいきませんし、「早とちり」だったと悔やんだりしたくありませんから。準備をしっかりとする必要があることはもちろんですが、それは家計面のことだけではなく、家族間のコミュニケーションとか、夢の共有とか、やはり日々の暮らしのなかにあるのではないでしょうか。

 

 

今こそ、三世代コミュニティ

団地のリノベーションが若い世代にも好評だそうです。 ニュータウンと呼ばれた当時とは違い、すっかりライフスタイルも多様化しましたから、団地とはいっても画一的な建物ではなく個性的なところがウケているのでしょうね。 多くの人が許容できるように妥協されたデザインではなく、ある意味、住む人を選んでしまうような個性的な物件というところが、逆に支持されているのかもしれません。

 

同じ年齢層、子育て世代、共通の趣味など、価値観やライフスタイルが似た人が集まるコミュニティというのもわかりやすいです。 また、逆に、三世代コミュニティというのがあってもいいと思いますがいかがでしょうか。 多世代にわたる、さまざまな人生を暮らす人が共存する地域ですね。

三世代コミュニティ

「核家族」というのを、今さら問題視するつもりもありませんが、三世代同居が少なくなった今だからこそ、三世代共存の団地や地域というのも受け入れられるように感じます。 ご近所さんと必要以上に関わりたくないという人もいるとは思いますが、「三世代同居はちょっと……」でも、適度な距離を保てる三世代コミュニティであれば、自分なりに人との関わりを楽しみながら生活することも可能です。

 

地域コミュニティや地元の小学校で、「昔遊び体験」「餅つき」「盆踊り」といったイベントで三世代が交流するというのも増えていますが、イベント性の高い行事というのは継続して開催するためにはそれなりに関わる人の負担も増えるものです。 しかし、そうした場所で顔見知りになっておくということも大切ですね。

「わぁ~、あんた、あそこの子どもか!おっきなったなぁ~!」

「あんた、悪そうなカッコしてるけど、どないしたんや」

「おぉ~、すっかりおねえちゃんになったな~」

近所のおじいちゃんやおばあちゃんとの、ちょっとした会話って、大切だと思いませんか?

少子高齢社会って、こうしたご近所づきあいを見直すきっかけになるように思います。 「子どもは地域の宝」ということもありますが、必要以上に関わるのも考えもの。 普段、当たり前にしていることがちょうどいいのかもしれません。 いろいろなタイプの大人やお年寄りがたくさんいて当たり前。 なかには、ちょっと苦手だったり怖かったりするおじちゃんやおじいちゃんがいることも当たり前。 でも、顔を知っているからこそ、そんなコミュニケーションを学ぶこともできるんですね。 防災・防犯といった面からも、地域コミュニティのつながりは大切です。 通りすがりにちょっと会釈をするような人がたくさんいる、三世代コミュニティって今こそ必要ではないでしょうか。

 

 

ひとりぼっちが嫌でレンタルフレンド?

読売新聞の電子版に、便利屋さんのレンタルフレンド(友達代行)というサービスがあって、利用者がそこそこいるという話題が掲載されていました。 「行きたい場所があるけれども、一緒に行く相手が居ない」というニーズがあれば、そんなサービスが生まれるのも時代でしょうか。 それに、友達が居ない人が友達代行のサービスを利用することによって、友達づくりのきっかけが生まれたりすることがあるとすれば、「そんなことまでお金で解決するの?」と、否定ばかりしていられないのかもしれません。

 

結婚後の生活設計についてがきっかけでお越しになった、20代のある若い新婚さんのご相談のとき、お子さんについての話題になったときに、「子どもは欲しいけれども、ニートや引きこもりになったらどうしよう」という反応があって驚いたことがあります。 今では、ニートや引きこもりといったことも、それくらい普通?になったということでしょうか。 冒頭の記事でも、大学生の不登校が増えていることが紹介されていましたが、ニートや引きこもりの問題については、すでに10代や学生だけの問題ではなく、30代や40代といった世代まで広がっているのが現実です。 本当に「ひきこもり」になってしまった場合、一歩を踏み出すのは並大抵のことではないと聞きます。

行き交う人々

私自身、ライフプランを専門にした仕事をしている関係もあって、10代の子どもたちを対象にした次世代育成支援活動を行うNPO法人と、大人を対象にしたまちづくり活動や異業種交流・婚活支援を展開しているNPO法人で活動していますが、そうした活動を通じて感じるのがコミュニケーションスキルです。 とはいっても、それも個性ですから、他人とのコミュニケーションが得意な人がいる一方で、苦手な人もいるというのも当たり前のこと。 人それぞれで構わないのですが、要は「バランス」ということのように思います。

 

私も、NPOでそんな活動をしているからといって、知らない人とのコミュニケーションが得意なわけでもなんでもありません。 仕事関係や地域でも、交流会とかはどちらかというと苦手なほうです。 無理のない範囲で続けているうちに、なんとなく慣れてきたという感じでしょうか。 「少しくらいガマンを強いられることがあっても、続けているうちに楽しいことだってあるさ」と、肩の力を少し抜いて動き始めることができればいいですね。

 

 

30歳の成人式

「第二成人式」という言葉を聞いたのは2~3年ほど前のことだったでしょうか。 被選挙権を得る25歳に、まちづくりや政治への参加意識を高めようという趣旨だったと記憶しています。 そして、今度は、「30歳の成人式」が開催され始めているようです。 20歳の成人式と同じように、日本全国で毎年行われることをゴールにしているとか。 いわゆる県人会の若手バージョンとか、成人式の同窓会のようなイメージで楽しそうです。

 

社会人になって10年近くも経てば、それなりにいろいろな問題とかストレスを抱えていることも多いかもしれません。 最近は、女子も総合職が当たり前のようですし、地元を離れた職場に勤めて、なかなか思うように実家に帰れなかったりということも多いようです。 堅苦しい「式典」というよりも、気軽に参加できるパーティー? いや、今だと 「街コン」ならぬ「街同窓会」のようなイメージでしょうか。

パーティー

今後の人口動態は混沌としていますが、地方都市にとってみればUターン転職や、家業を継ぐために実家に戻るとかも働き手の確保や地域活性化としての意味もあるでしょうし、「30歳の成人式」というのが定着すれば、効果があるのかもしれませんね。 生まれ育った地元に戻り、同じ年令の同級生と仕事を離れた立場で交流するというのは、いろいろな面で「刺激」や「癒し」になりそうですから。

 

「20歳はまだまだ子ども、30歳でようやく大人」という説も一部ではあるようですが、今では高校はもちろん、中学生のうちから将来の進路について絞り込んでいくようなことが求められる時代です。 本当に自分のやりたい事を見つけるって、30歳くらいからなのかもしれませんし、もしかしたら長い人生の間でのターニングポイントになるかもです。

 

私が金銭教育活動を行っているNPO法人では、子ども対象の「親子おこづかいゲーム」のなかで、保護者向けに、「自立」と「自律」というメッセージを伝えています。 簡単に言ってしまうと、「精神的自律」と「経済的自立」です。 子どもが20歳、30歳という節目を迎えるときに、親も子離れできているのか考えてみたいですね。 「子育ては親育て」という言葉もありますから。