老後の暮らしを考えたとき、終活は始まる

「終活」という言葉が、流行語大賞のトップテンのひとつに選ばれたのは、昨年2012年のことでした。 つまり比較的新しい言葉ですが、最近ではニュースなどで終活の話題をよく見かけるようになりましたね。 よく見かけるとはいっても、その内容は主に、「散骨葬などが注目されてきている」「イベントでの入棺体験」「エンディングノート」などが多いのではないでしょうか。

もちろん、そうした話題も終活のひとつですが、「人生の終焉期」とばかり考えていると、「終活」のスタートをきるタイミングは、ますます遅くなってしまいます。 現実に、ライフプランラボへご相談にお越しになる人で、70歳前後の人の場合でも、「終活」や「エンディングノート」の話題になると、「まだまだ私なんて早いです」とおっしゃる方も多いのが現実です。

私はいつも、「終活はライフプランの締めくくりですよ」とお話しをしています。 それは、「終活」がひとつの独立したテーマではなく、ライフプランの延長線上にある共通したテーマだと考えているからです。

 

ライフイベントに予算を

例えば、老後の暮らしの土台となる「住まい」です。 住宅ローンも終わり、長く快適に住むためには、修繕やリフォームが必要な場合も多いですね。 また便利な都市圏のマンションに住み替えるケースもよく見かけるようになりました。 その際に、将来の看護や介護を考えることも多くなっています。 看護や介護を考えるときには、誰が介護の中心的役割を担うのかということも検討材料になってきます。

もちろん、現実には看護・介護の多くは家族の誰かに負担が偏る傾向はありますし、本人たちの意向だけで決められるものばかりでもありません。 しかし、将来を考えたときに、どんな暮らしを希望するのかというとき、看護や介護まで共通したテーマとして考える時代になっていることは間違いありません。

超高齢化が当たり前の時代になり、高齢者を対象としたサービスもまだまだ増えていくでしょう。 選択肢がたくさんあり、希望する老後のライフスタイルが増えても、家計の裏付けを伴わないようでは現実的なものとはいえません。 たくさんある選択肢だからこそ、本当に希望する老後のライフスタイルを実現させたいですよね。 そのための準備は早いほうが、できることがたくさんあります。

 

終活にも、老後の生活設計にも、ライフプランを

 

 

終活に必要な、親子のコミュニケーション

終活はライフプランの締めくくりです。 ライフプランニングに夫婦や家族のコミュニケーションが欠かせないのと同じように、終活にも夫婦、家族とのコミュニケーションが大切です。 特に、老親と子ども、子どもの家族を交えた終活の準備が、これからの時代には必要になってくるでしょう。 終活の話題としては、今のところ葬祭などに関する情報が多いように感じますが、一方で老後の介護や看護に関するニュースも気になるところです。

 

終活に親子のコミュニケーションを

老後の医療や住まいについても、選択肢は一気に広がりつつありますが、「私にはまだ早い」と感じている方も多いはずです(それもムリはありませんが)。 老親の暮らしを心配する子どもにとっても、終活に関する話題を積極的に切り出すのは難しいことなのかもしれません。

突然、年老いた両親の看護や介護という場面に遭遇したとき、何の準備もないままでは子どもとしても不安で一杯になります。 いつ、どんな状態でやってくるのかわからないことだから準備することは難しいということではなく、「わからないことだからこそ、早いうちから少しずつ時間をかけて考えていこうね」というきっかけが生まれればいいですね。

 

終活もライフプランの重要なテーマです

 

要介護認定調査

ライフプランラボでは、終活カウンセリングに関する相談メニューの導入を準備中です。 ファイナンシャルプランナーとしての実務経験をもとにしながら、各分野の専門家と連携したサービスも検討しています。 また、現在、私が注目しているのは、「早めの準備」です。

 

「何ごとも、早めの準備が望ましい」とはいうものの、全てを早いうちから決められるわけではありません。 例えば、エンディングノートも同じです。 書き始めたからといって、「最後まで完結しなければならない」ということではなく、「書けるところから、書き始めてみる」ことが大切だと感じています。 具体的に書けない部分についても、書こうと継続して考えることで、普段からの意識づけが変わるからです。

 

医療や介護に関することも同じです。 特に、要介護認定の申請については、「早めの準備」が大切です。 「要支援」については、厚生労働省で大幅な見直しが検討されていますが、「早めの準備」で考えると、介護予防や自立支援といった本来の目的から疑問を感じてしまいます。 ただ、健康保険と介護保険との区別について、はっきりと把握できている人は意外と少ないように実感していますので、「要支援」も含めて、介護認定の申請について具体的に考えてみることも、やはり「早めの準備」としては必要なことです。

 

「要支援」「要介護」と認定されると介護保険のサービスが受けられるということは誰しも知っているでしょう。 しかし、「要支援」「要介護」と認定される、具体的な状態というのは、軽度であればあるほど気づくことが難しいように思います。 早めに「要支援」認定を受け、介護予防のサービスを受けられるようにしておきたいものです。

 

要介護認定の申請前に、「果たして、今の状態で介護認定の可能性があるのだろうか」という疑問は、「要支援」であれば当然あると思います。 実際には、要介護認定を申請したあと、訪問調査員による要介護認定調査というヒアリング調査が行われます。 「要介護認定調査では、どのような質問があるのか」ということについて、おおよそでも把握しておくと、そのときに慌てなくても済みそうです。 機械的な質問だけではなく、申請者本人や家族が「困っている、不便に感じている」ことや、「望んでいる」ことなどについて、正確に伝えられるような準備も大切です。

 

要介護認定調査

先日、介護認定申請直後というご相談者に、要介護認定調査のロールプレイング(?)を体験していただきました。 質問項目は多岐にわたります。 すらすら答える必要はありませんが、「上手く答える」ということではなく、「正確に伝える」ためには、やはり準備しておいたほうが安心だと実感しました。 また、実際に介護認定の申請なんて、まだまだ関係ないという世代でも、親の介護を考えることになるかもしれない子ども世代でも、「要支援・要介護」がどのような状態で認定されるのかについて、具体的に想定できるというメリットもあります。 つまり、介護サービスを受けられるようになったときに、スムーズに手続きを始めることができるようになります。 ライフプランラボの「終活カウンセリング」のメニューとしては、まだ正式にはスタートしていませんが、お問い合わせいただければ今のところは「体験版」としてご利用可能です。

 

正式な相談メニューへの記載はまだですが、お気軽にお問い合わせください

 

豊かで安心な暮らしとお金

ライフプランラボのある宝塚市では、各小学校区ごとにまちづくり協議会という団体が設置され、協働のまちづくりとして各地域内でボランティア活動をしています。 私自身も、地元地域のまちづくり協議会コミュニティ末広の一員として、できる範囲でお手伝いをさせていただいております。

 

本日は、お隣の宝塚西山まちづくり協議会さんが、定期的に開催していらっしゃる「にしやまクラブ」という勉強会にお呼びいただいて、2時間ほどお話しをさせていただきました。

豊かで安心な暮らしとお金

 

タイトルは、「豊かで安心な暮らしとお金」として、ライフプランを考えることの大切さについてでしたが、参加者の皆さんは、普段から活動を通じてコミュニケーションもばっちりですから、私自身も楽しい時間を過ごすことができました。

 

後半は、相続、遺言などのレアケースを交えたりしながら、終活の話題へ……。 「終活」「平穏死」「尊厳死」「リビングウィル」「遺言」「エンディングノート」「任意後見」と、いっけん、暗いキーワード満載でしたが(汗)、あくまでも自分らしい人生の後半部分をすごすために、いろいろな選択肢があるんですね~、という視点でお話しをさせていただきました。

豊かで安心な暮らしとお金

 

盛りだくさんの内容でしたが、最後のおやつタイムもご質問が途切れることなく無事に終了しました。 今週末、来週末は、市内のまちづくり協議会では夏まつりを控えているところがほとんどです。 今年は早い梅雨明けで天気の心配はなさそうですが、熱中症に注意しながら楽しみたいですね。 っと、珍しく地元ネタでした。(笑)

 

終活カウンセリング(仮)、始めます

いわゆる、「終活」に関連した相談業務もこれから増えてくると思うわけですが、まだまだ今のうちに準備をしておくことも多いわけです。 たとえば、「相続」に関することであれば、必要に応じて他の専門家と連携していくということですし、関連することでは、成年後見や任意後見なども含まれます。 ところが、「相続」「後見」となると、言葉は知っているが、あまり現実的ではないという印象があるのではないでしょうか。

 

ライフプランラボではリタイア世代のご相談もありますが、まだまだ皆さん現役世代並みにお元気です。 介護といっても、両親の介護が……、というくらいですから。

終活カウンセラー

 

ライフプランラボで考えている「終活カウンセリング」のサービスとしての基本は、「早めの準備」です。 まずは、正確な情報を収集しておくこと。 例えば、介護というと、認知症のイメージが先に浮かびますが、介護保険制度における「要支援」は「家事や身支度等の日常生活に支援が必要になった場合」とあります。 自身でできる限り頑張ったり、家族ができることをサポートしたり、ということも多いのかもしれませんが、要介護状態になることを予防する意味からも、介護サービスを受けられる状態かどうかということを、早めにチェックしてみてはいかがでしょうか。

訪問看護ステーションとケアマネージャー

 

先日も、宝塚市のお隣、尼崎市の訪問看護ステーションの経営者さんとケアマネージャーさん、お二人とお話しをさせていただく機会がありました。 今後の連携も兼ねて、非常に勉強になる現場のお話しを聞くことができました。 もちろん、介護や看護については、「ご本人がどのようなサービスを望むのか」を重視する必要があると思いますが、場合によってはご本人の家族ともコミュニケーションをとりながら進める必要もあるでしょう。

 

健康保険と介護保険で、受けられるサービスが具体的にどのように違うのか、また、サービスを受けたことによる自己負担はどのようになっているのか。 ということについては、まだまだ早いと感じていても、知っておくだけで安心できるものです。

 

私の場合、医療や介護の専門家でもなんでもありませんが、必要なときに信頼できる専門家と連携しつつ、ライフプランラボの相談業務の幅を広げることを考えながら、今できることを準備しています。 「問題が大きくなる前に、早めの行動を」というのは、他のご相談でも同じですが、どのような分野であっても、「選択肢はたくさんあって、自分らしいものは?」という知識があれば、やはり安心ですからね。

 

終活カウンセリングに関するご相談は、まだ正式メニューには登場していませんが。(汗)

 

手軽に始められるエンディングノート

過去の主なニュースを振り返りながら、「あ~、そんなこともあったな~」と、自分自身の人生を振り返るのも楽しいものかもしれませんね。

自分史を書いてみよう msn産経ニュースwest

「遺言書の準備なんで、関係ないよね」という人も多いかもしれません。 「遺言書がないと、確実にトラブルが大きくなりそうですね」というケースはもちろんですが、それほどではないケースでも、遺言があることがいろいろなメリットにつながることもあります。 ただし、安易に書いてしまうと、問題を大きくしてしまうこともありますから、注意は必要ですよ。

 

「遺言」はなかなか敷居が高い。 そっか、最近はエンディングノートというのも良く聞くし、それなら挑戦してみようかな。 日記のように始められるかな?

エンディングノートも日記のようなもの?

 

日記のように、真っ白な状態からでは、さすがに難しいでしょう。 いくつか手にとってみて、始めやすいものを選ぶことが大切ですね。 備忘録とか、書きやすそうな場所からスタートすればいいのかもしれませんが、なかなか考えがまとまらない部分もありそうです。 まずは、自分自身の「棚卸し」というか、人生を振り返ってみることも筆をすすめるきっかけになりそうです。

 

そんな場合には、冒頭のニュースにあるような、「自分史」もいいかもしれません。 過去のニュースをきっかけにして、忘れていたことを思い出したり、リタイア後の人生の目標を見つけたり、新たな発見があるかもしれません。 リタイア前後のタイミングとしては良いアイデアだと思いました。 私なんかも、まだ早いかもしれませんが、手にとって振り返ってみたいですから。(笑)

 

 

時代も変わって、「散骨」がブームに

「ワシが死んだら、お墓ももったいないし、お骨は大好きな海にでも撒いてくれたらいいわ」 いやいや、それができないんです~、というのも昔のはなし。

ブームの散骨葬は法的にOK? 変わりゆく葬式ビジネスと背後にある過疎化問題 ビジネスジャーナル

これも高齢ビジネスの広がりというか、ニーズの多様化を狙ったものでしょうし、求められるのであれば「必要なサービス」ということでしょうね。

海へ

 

私も、終活カウンセラー検定初級試験に合格しました。(笑)

散骨については、以前からときどき話題になりますが、「樹木葬」というのは初めて聞きました。 まだまだ勉強が必要ですね。 時代の流れは「自分らしさ」にあります。 人生の終焉においても、「自分らしい、人生の終え方」について考えることになっても不思議ではありません。 ただし、いつものことですが、自分ひとりが勝手に暴走してしまっては、あとに残された家族に負担をかけることも考えられます。 エンディングノートではありませんが、普段から、家族や親戚とのコミュニケーションは大切ですね。

 

相続と聞くと、「私には関係ない」と思ってしまう人も多いのですが、ここ数年の相続税の改正による影響は結構なレベルで深刻です。 納税が必要かどうかは別にして、相続税の申告が必要な人はかなりの水準で増えていくでしょう。 これまでよりもさらに、相続人が前もって準備をすることが大きなトラブルを避けることにもつながるのですが、そのことに気付くのは、まだまだ難しいことかもしれません。 しかし、こうして終活がブームになり、それが結果的に、相続全般の問題についての意識改革になればいいなと感じます。

 

相続って、相続税だけの問題ではありません。 相続税の申告が必要な人って、そうはいっても限られますが、相続が発生したことによる金融機関での手続きなんかは誰もが経験することです。 「私には関係ない」ことではありませんよね。(汗)

 

 

あなたはあと何回、親に会えますか?

今年のゴールデンウィークは海外旅行が少ない?

ゴールデンウィークはどう過ごす 意外と少ない「海外旅行」 日経ウーマンオンライン

日程の関係か、円高反転の影響か、理由ははっきりとしませんが、海外旅行の計画を立てている人は今のところ少なくなっているようです。 長期休暇があっても、「財布の中身と相談しながら」というのが現実ですが、お金のかけ方も工夫次第です。 せっかくの休みですから思い切って楽しむのも、な~んにもしないのもアリです。 オンとオフのスイッチを切り替えることに慣れる意味でも、ゴールデンウィークに限らず、企業側が長期休暇を積極的に推奨するようにしてもらいたいですね。

成田空港

 

私も、会社員で子どもが小さかった時期には、盆と正月の帰省を何度も経験しています。 今では、長期の「秋休み(シルバーウィーク)」とかの話題もありますが、「家族で長期休暇をどう過ごすのか?」って、難問のような気もします。 しかし、その理由も、単に長期休暇に慣れていないからかもしれません。 子どもが大きくなれば、家族全員で出かける機会も少なくなりますから、夫婦はもちろん、ひとりでも出かけられるような「趣味」というか、楽しみを見つけておくような努力も必要でしょうか。(笑)

 

「あなたはあと何回、親に会えますか?」というフレーズをよく見かけるようになりました。 夫婦それぞれの両親に会うのが、帰省だけの年に数回だけというような場合、平均寿命を考えて計算してみると実際に会える回数が少ないことに驚きます。 同じように、「終活」も最近は、よく話題になりますが、終活って年老いた両親が自分から進んで行動するばかりとは限りません。 実際には、終活をしてもらって助かるのは子どもだったりすることも多いですから、盆や正月といった家族総出の慌しい時期だけでなく、そんなことを含めて、両親とのんびりと話してみる機会を増やすことも大切ではないでしょうか。 ちょっと恥ずかしいですか? いや、たまにはいいんじゃないですか。(笑)

 

 

死後に、SNSのアカウントをどうする?

ときどき、考えちゃいますよね? この話題。

Googleが非アクティブアカウント管理を追加、死後残されるデータに対処 マイナビニュース

そうじゃなくても、ネットバンキングに始まって、証券口座やあちこちの会員サイト。 そこに、ブログやFacebookにTwitter、まだまだ増えそうですし。(笑) そうそう、メールアドレスだって、いったいいくつあるんだ? って感じですから、自分の死後に、そうしたものをどうすればいいのか。 って、自分自身がなかなか決められないのですから、残された家族もたまったものではありません。 いっそのこと、「無視してください」と伝えておきますか?(汗)

アカウント

 

最近は、終活もよく話題になりますが、終活には「エンディングノート」がつきものです。 遺族が必要とする情報については、書き残しておくことが必要ですね。 また、そうした準備をするなかで、不要なものを見つけて、あらかじめ削除しておくこともできるかもしれません。 いずれにしても、本人しかわからない情報については、本人がどうするのか決めておかなければいけないようですね。

 

Facebookでは、タイムラインで「自分史」を作っておくことができますから、他のSNSとは違った活用もできそうですが、それも今のはなしです。 ずっと先になれば、また新しいサービスが人気になるかもしれませんし、何にでも手を出しているとますます後で収拾がつかなくなるかもですね。 今、すでにややこしくなってしまっているなら、歳をとってから、そんなことができるのかどうか心配になってしまったニュースでした。 そうそう、「自分史」で思い出しましたが、自分が生まれてから現在までの戸籍謄本は、一度、自分で集めておいたほうがいいですよ。 その人にもよりますが、相続のときに、ものすっごい面倒なことになるかもしれませんから。

 

 

お金の準備だけじゃない、人生の終え方

終活に関する認知度が高くなっていますが、こうした意識調査での男女間格差って、やはり平均寿命が原因なのでしょうか。 夫のほうが先に亡くなるケースが多いので、女性のほうが自分のことは準備しておかないと…、という意識が働いているようにも感じます。
終活 3人に1人が葬儀費用準備 msn産経ニュース

「自分のルーツや家計図の取りまとめ」に限って男性のほうが多いというのも不思議ですが、出生からの戸籍を揃えておくというのは残された家族のためにも大切だと思います。場合によってはかなり大変な労力を伴いますから。(汗)

さて、葬儀費用を準備するということですが、果たしてどれくらい具体的な準備をしているのか不安に感じてしまうのは、余計なお世話でしょうか。(笑) 「つい最近、近い親戚の葬儀でかかった費用が○○○万円だったと聞いたので……」というようなこともあるかもしれませんね。 葬儀費用にお墓の問題など、残された遺族の負担にならないようにという想いもあると思います。

墓地

「エンディングノートに記録」しているという人が、女性では35.6%にも達していることに少々驚きましたが、葬儀やお墓にかかる費用を準備すると同時に、どのようなエンディングを迎えたいのか、はっきりと意思表示をしておくことも遺族に対する優しさかもしれません。

 

と、簡単に書いてしまいましたが、資産家や富裕層でなくても、残念ながら相続に起因する揉め事も増えているのが現状です。 多くの場合、その原因は事前の準備で避けられたかもしれないことを考えると、「そこまで心配しなくても、うちの子どもたちに限って」という気持ちもわかりますが、親の想いや、子どもたちへの愛情などを具体的に伝えておくことも必要な時代になったのかもしれません。 葬儀費用の準備を考えるのと同時に、自分らしい人生の終え方を家族に伝えることを考えてみたいですね。