時代も変わって、「散骨」がブームに

「ワシが死んだら、お墓ももったいないし、お骨は大好きな海にでも撒いてくれたらいいわ」 いやいや、それができないんです~、というのも昔のはなし。

ブームの散骨葬は法的にOK? 変わりゆく葬式ビジネスと背後にある過疎化問題 ビジネスジャーナル

これも高齢ビジネスの広がりというか、ニーズの多様化を狙ったものでしょうし、求められるのであれば「必要なサービス」ということでしょうね。

海へ

 

私も、終活カウンセラー検定初級試験に合格しました。(笑)

散骨については、以前からときどき話題になりますが、「樹木葬」というのは初めて聞きました。 まだまだ勉強が必要ですね。 時代の流れは「自分らしさ」にあります。 人生の終焉においても、「自分らしい、人生の終え方」について考えることになっても不思議ではありません。 ただし、いつものことですが、自分ひとりが勝手に暴走してしまっては、あとに残された家族に負担をかけることも考えられます。 エンディングノートではありませんが、普段から、家族や親戚とのコミュニケーションは大切ですね。

 

相続と聞くと、「私には関係ない」と思ってしまう人も多いのですが、ここ数年の相続税の改正による影響は結構なレベルで深刻です。 納税が必要かどうかは別にして、相続税の申告が必要な人はかなりの水準で増えていくでしょう。 これまでよりもさらに、相続人が前もって準備をすることが大きなトラブルを避けることにもつながるのですが、そのことに気付くのは、まだまだ難しいことかもしれません。 しかし、こうして終活がブームになり、それが結果的に、相続全般の問題についての意識改革になればいいなと感じます。

 

相続って、相続税だけの問題ではありません。 相続税の申告が必要な人って、そうはいっても限られますが、相続が発生したことによる金融機関での手続きなんかは誰もが経験することです。 「私には関係ない」ことではありませんよね。(汗)

 

 

お金の準備だけじゃない、人生の終え方

終活に関する認知度が高くなっていますが、こうした意識調査での男女間格差って、やはり平均寿命が原因なのでしょうか。 夫のほうが先に亡くなるケースが多いので、女性のほうが自分のことは準備しておかないと…、という意識が働いているようにも感じます。
終活 3人に1人が葬儀費用準備 msn産経ニュース

「自分のルーツや家計図の取りまとめ」に限って男性のほうが多いというのも不思議ですが、出生からの戸籍を揃えておくというのは残された家族のためにも大切だと思います。場合によってはかなり大変な労力を伴いますから。(汗)

さて、葬儀費用を準備するということですが、果たしてどれくらい具体的な準備をしているのか不安に感じてしまうのは、余計なお世話でしょうか。(笑) 「つい最近、近い親戚の葬儀でかかった費用が○○○万円だったと聞いたので……」というようなこともあるかもしれませんね。 葬儀費用にお墓の問題など、残された遺族の負担にならないようにという想いもあると思います。

墓地

「エンディングノートに記録」しているという人が、女性では35.6%にも達していることに少々驚きましたが、葬儀やお墓にかかる費用を準備すると同時に、どのようなエンディングを迎えたいのか、はっきりと意思表示をしておくことも遺族に対する優しさかもしれません。

 

と、簡単に書いてしまいましたが、資産家や富裕層でなくても、残念ながら相続に起因する揉め事も増えているのが現状です。 多くの場合、その原因は事前の準備で避けられたかもしれないことを考えると、「そこまで心配しなくても、うちの子どもたちに限って」という気持ちもわかりますが、親の想いや、子どもたちへの愛情などを具体的に伝えておくことも必要な時代になったのかもしれません。 葬儀費用の準備を考えるのと同時に、自分らしい人生の終え方を家族に伝えることを考えてみたいですね。